北海道の田舎で生まれたことは、今思えば大きな宝物です。
家のすぐ後ろには山があり、近くには川が流れていました。
小さい頃は、川でカエルの卵を取ったり、虫を追いかけたり、山に登ったりと、自然の中で遊ぶのが当たり前でした。
ゲームよりも外で過ごす時間のほうが多く、季節ごとの風景や匂いが、いつも心を満たしてくれていました。
実家が大工だったこともあり、木の温もりに触れる機会も多かったのを覚えています。
木の棒を振り回して遊んだり、謎の工作をつくってみたり、家を建てる現場に遊びに行ったり。木の香りや感触は、子どもの頃の安心感そのものです。
自然と木に囲まれて育った時間は、今でも「生きていてよかった」と思える原点のひとつ。
忙しい日々の中でも、ふとその記憶を思い出すと、心が少しやわらぎます。
自然の中で遊んだあの日々は、今の「心地よさを大切にする暮らし」にもつながっています。
忙しさに追われても、あの頃のように自然や木に触れると、心がほっと落ち着くのを感じます。

私は機能不全家族のもとに育ち、人との関わりにストレスを感じやすく、常に体調不良を抱えるような「生きづらさ」を経験してきました。その経験からメンタルヘルスに強く関心を持ち、同じように苦しむ人の役に立ちたいと考えるようになりました。
最初の取り組みは「心地よさ」をテーマにした天然竹ヘアブラシの販売。そこから歩みを進め、現在は feevera(フィーヴェラ) という、生きづらさを抱える人に向けてセルフケアを届けるブランドを運営しています。
心理カウンセラー資格を活かしながら、
五感にやさしいセルフケア
心がふっと軽くなる生き方のヒント
繊細さを否定しない暮らしの提案
を発信し、少しでも「安心できる時間」を届けられるよう活動しています。