最終更新日: 2025年4月16日 by ふぃーちゃん
ひどい癖毛に悩み、毎朝鏡の前でため息をついていませんか。
髪がまとまらないことで気分が沈んだり、人目を気にして外出が億劫になったりする方も多いかもしれません。
とくにHSPのように感覚が繊細な方は、香りや刺激の強いケアアイテムがストレスになることもあり、癖毛の悩みはさらに深く感じやすいものです。
この記事では、「ひどい癖毛」の原因や仕組みをやさしく解説し、毎日のケアに取り入れやすい自然派の対策法をご紹介します。
無香料・低刺激のヘアアイテムや、髪と心にやさしいスタイリングのコツもお伝えしますので、ナチュラルな方法で癖毛と向き合いたい方におすすめの内容です。
髪の扱いに悩む日々に、少しでも安心と穏やかさを届けられますように。
ひどい癖毛とは?原因をやさしく解説

髪のうねりや広がりが強く出てしまう「ひどい癖毛」には、複数の原因があり、体質だけでなく生活習慣や環境の影響も関係しています。
まずは仕組みと原因を理解することで、自分に合ったやさしい対策が見つかりやすくなります。
無理な矯正を避けたいHSPの方にとっても、知識を持つことは安心材料のひとつになります。
うねり・広がりが起きる仕組み
ひどい癖毛のうねりや広がりは、髪の内部構造のゆがみや水分バランスの乱れによって引き起こされます。
髪の毛は「コルテックス」と呼ばれる繊維状の構造を持っており、その密度や配置が均一でないと、毛髪がねじれたり波打ったりします。
また、湿気の多い日には髪が空気中の水分を吸って膨張しやすくなるため、うねりや広がりがより強調されるのです。
「朝は落ち着いていたのに、外出すると広がってしまう」という経験がある方は、この水分バランスの影響を受けている可能性が高いです。
遺伝やダメージなどの主な原因
癖毛の主な原因には、以下のようなものがあります。
- 生まれつきの髪質(遺伝的な要素)
- 日々の摩擦や乾燥によるキューティクルの損傷
- 紫外線や熱ダメージによる毛髪内部の乱れ
- 加齢やホルモンバランスの変化による髪質の変化
たとえば、学生時代はそこまで気にならなかったのに、出産後や30代を過ぎてから急に髪質が変わったという人も少なくありません。
これらの要因が重なることで、「ひどい」と感じるほどの癖毛になってしまうこともあるのです。
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HSPの髪に起きやすい特徴とは?
HSP気質の人は、体質的に乾燥しやすく、皮膚や頭皮も刺激に弱い傾向があります。
そのため、髪にも以下のような特徴が出やすくなります。
- 髪が細く、摩擦や熱に敏感でダメージを受けやすい
- 香料や刺激の強い成分で頭皮が荒れやすい
- スタイリング剤の重さで髪がペタッとしやすい
結果として、ナチュラルな状態でもまとまりにくく、癖毛がより目立ってしまうことがあります。
「なるべく髪に負担をかけたくない」と感じている方にこそ、髪質の特徴に合ったケアが必要です。
ひどい癖毛の悩みと日常への影響

癖毛が強いと、見た目の印象に大きな影響を与え、自信を持って人前に出るのがつらくなることもあります。
特に感受性の強いHSPの方にとっては、髪が整わないことで精神的なストレスが重なり、日常生活全体に影響することもあるのです。
この章では、具体的にどのような悩みが生じやすいのかを見ていきましょう。
朝のスタイリングがうまくいかない
癖毛の人にとって、朝のスタイリングは「毎日の戦い」と言えるかもしれません。
どれだけ丁寧にブローしても、時間が経てばうねってくる。
アイロンを使っても、湿気ですぐに戻ってしまう。
このような繰り返しが続くと、「外に出たくない」と感じてしまう日もあります。
特に忙しい朝は、ヘアスタイルの不調が一日の気分に直結してしまいます。
人目が気になり、自己肯定感が下がる
髪が思い通りにならないことで、鏡を見るたびにため息が出たり、人前に出るのをためらったりしていませんか?
癖毛が「だらしなく見える」「清潔感がないと思われるかも」と不安になり、外出や人とのコミュニケーションが億劫になるケースもあります。
このような日々の積み重ねが、知らず知らずのうちに自己肯定感を下げてしまうことがあります。
香りや刺激に敏感でケアに困るケースも
一般的なヘアケア製品には、合成香料や防腐剤などの成分が含まれていることが多く、それらがHSPの人には負担になることがあります。
たとえば、市販のシャンプーを使った後に頭皮がピリピリしたり、香りが強すぎて気分が悪くなったりする経験があるかもしれません。
髪を整えたい気持ちはあっても、「どれを使えばいいのかわからない」「安心して使えるものが少ない」と悩みが深くなるのです。
ひどい癖毛を優しく整えるナチュラルケア

ひどい癖毛を整えるためには、「抑えつける」のではなく「髪の個性を活かしながら整える」という視点が大切です。
特にHSPの方にとっては、やさしさと刺激の少なさが何よりも大切なポイントです。
この章では、髪と心に負担をかけない、ナチュラルなケアの方法をご紹介します。
刺激が少ない自然派シャンプーの選び方
癖毛をケアするうえで、まず見直したいのが毎日のシャンプーです。
合成成分を多く含むシャンプーは、洗浄力が強すぎて頭皮や髪にダメージを与えることがあり、それがさらに癖毛を悪化させる要因になります。
自然派シャンプーを選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。
- アミノ酸系など、マイルドな洗浄成分が使われている
- 無香料、または天然精油のやさしい香りである
- シリコンやパラベン、合成着色料が不使用
「洗った後に、頭皮がつっぱらない」「香りが自然で心地よい」と感じる製品を選ぶことで、日々のケアが癒しの時間になります。
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ドライヤーとブラシで癖毛を整えるコツ
ナチュラルケアでは、乾かし方や道具の選び方も重要です。
まず、ドライヤーは「一気に乾かす」のではなく、「熱を当てすぎず、根元から丁寧に乾かす」のが基本です。
- 髪を8割程度までタオルドライしてから乾かす
- 頭皮→中間→毛先の順に温風をあて、最後に冷風で仕上げる
- 癖の出やすい部分は手ぐしで引っ張りながらブローする
ブラシは、ナイロン製ではなく天然素材のクッションブラシなどを使うと、摩擦や刺激が抑えられます。
HSPの方にとっては、「音が静か」「感触がやさしい」という点も大きな安心につながります。
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シンプルなヘアケアルーティンの例
癖毛のケアは、特別なことをするよりも「毎日続けられるシンプルさ」が鍵です。
たとえば、以下のようなルーティンであれば、無理なく取り入れられるはずです。
- 夜:やさしいシャンプー → タオルドライ → ナチュラルオイルを少量つける → 低温ドライヤーで乾かす
- 朝:寝ぐせ直しミスト or 湿らせた手で整える → クッションブラシで整える → 軽いヘアバームで仕上げ
髪も心も「がんばりすぎない」ことが、長く続けるための秘訣です。
HSPにもやさしい癖毛対策アイテム
癖毛対策と聞くと、強力なストレート剤やサロン専用の製品をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、HSPの人には成分・香り・使用感が繊細に響くため、自分に合った「やさしいアイテム選び」が欠かせません。
ここでは、ナチュラルで刺激が少なく、癖毛の悩みにも寄り添ってくれるおすすめアイテムをご紹介します。
無香料・低刺激のおすすめ商品3選
香りや成分に敏感な方でも安心して使える、人気の自然派ヘアケアアイテムを3つ厳選しました。
①【haru kurokami スカルプ】

「ひどい癖毛に悩むけど、刺激の強いシャンプーは苦手」
そんな繊細な髪と心に寄り添うのが、haru kurokami スカルプ。
100%天然由来で、アミノ酸系のやさしい泡立ち。
合成香料・シリコン・着色料すべて不使用だから、HSPの方にも安心して使える処方です。
忙しい毎日の中でも、1本で時短ケアができるのも嬉しいポイント。
シンプルな暮らしにぴったりの1本、ぜひチェックしてみてください。
内容量 | 400ml | |
成分 | 水、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドDEA、グリセリン、プロパンジオール、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンK、セロリ種子エキス、乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、(カプロイル/ラウロイル)ラクチレートNa、クエン酸トリエチル、サピンヅストリホリアツス果実エキス、トコフェロール、ホップエキス、オオムギ発酵エキス、豆乳発酵液、ワカメエキス、アカモクエキス、スイカズラ花エキス、加水分解シルク、加水分解コンキオリン、マテチャ葉エキス、カボス果汁、アサイヤシ果実エキス、グアバ果実エキス、コーヒー種子エキス、ビワ葉エキス、アセチルテトラペプチドー3、アカツメクサ花エキス、ソメイヨシノ葉エキス、センキュウ根茎エキス、リンゴ果実培養細胞エキス、ハイブリッドローズ花エキス、カミツレ花エキス、ブッソウゲ葉エキス、ヘマチン、海塩、グルタミン酸Na、グリシン、アラニン、水添ホスファチジルコリン、ダイズステロール、ポリクオタニウムー10、カプリン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリルー2、ラウリン酸ポリグリセリルー10、BG、エタノール、キサンタンガム、レシチン、デキストラン、シリカ、レモン果皮油、アオモジ果実油、グレープフルーツ果皮油、オレンジ油、イランイラン花油、ライム油、カプリリルグリコール |
②【ETVOS リペアトリートメント】

ひどい癖毛をなめらかに整えたいけれど、重たいケアは苦手──。
そんな悩みにフィットするのが、ETVOS リペアトリートメントです。
髪の内側と外側の両方にアプローチする補修成分を配合したノンシリコントリートメントで、カラーやパーマ、ドライヤーによるダメージをケアし、髪にハリとコシを与えます。
また、オレンジ&ラベンダーの精油を使用したシトラスハーバルの香りが、毎日のバスタイムを心地よいものにしてくれます。
敏感肌に配慮した低刺激処方で、HSP傾向の方にもおすすめです。
内容量 | 180g | |
成分 | 水、ステアリルアルコール、ベタイン、セタノール、ベヘントリモニウムクロリド、DPG、グリセリン、アーモンド油、オリーブ果実油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、加水分解シルク、ケラチン、ラノリン脂肪酸、チャ葉エキス、ワサビノキ種子エキス、グリチルレチン酸ステアリル、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、シロキクラゲ多糖体、ゼイン、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、パルミチン酸セチル、PPG-3カプリリルエーテル、PPG-1/PEG-1ステアラミン、ココイルアルギニンエチルPCA、ポリクオタニウム-10、ペンチレングリコール、BG、ヒドロキシエチルセルロース、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデセス-5、トコフェロール、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、リン酸2Na、オレンジ油、マンダリンオレンジ果皮油、グレープフルーツ果皮油、アトラスシーダー木油、ラベンダー油、ローズマリー葉油、変性アルコール、フェノキシエタノール |
③【WELEDA ローズマリーヘアトニック】

「ひどい癖毛に悩みながらも、香りや成分に敏感でケアが難しい」
そんなHSPの方にこそ使ってほしいのが、WELEDA ローズマリーヘアトニック。
天然由来成分のみでつくられており、頭皮にやさしくスッとなじむ使い心地。
ほんのり香るローズマリー精油は、心までリフレッシュさせてくれます。
ヘアケアが“我慢”ではなく“心地よい時間”になる、そんな習慣を始めませんか?
内容量 | 100mL | |
成分 | 水、エタノール、ワサビダイコン葉エキス、ヨーロッパマンネングサエキス、ローズマリー葉油、炭酸K、香料**天然由来成分 |
天然素材のヘアブラシでやさしくケア
ブラシは髪と直接触れるものだからこそ、素材の選び方で毎日のケアの心地よさが大きく変わります。
特におすすめなのが、竹製や木製のクッションブラシです。
- 静電気が起きにくく、髪が広がりにくい
- ブラッシングのときの音が静かで、リラックスしやすい
- 頭皮に心地よい刺激を与え、マッサージ効果もある
自然素材のブラシは、見た目もナチュラルでやさしく、癒しのインテリアにもなります。
ひどい癖毛に悩む日々に、自然なやさしさを──。
feevera 天然竹ヘアブラシは、静電気を抑え、髪と心に心地よい時間を届けます。
- 静電気が起きにくい天然竹素材
- クッション構造で頭皮への負担を軽減
- シンプルでナチュラルなデザイン
香りや感触に敏感なHSPの方にもおすすめです。
Amazonで詳細を見る癖毛に合うスタイリング剤のポイント
癖毛用のスタイリング剤を選ぶ際には、「まとまり」と「軽さ」のバランスがポイントです。
以下のようなアイテムがHSPにも使いやすく、おすすめです。
- 天然オイル系のスタイリング剤(例:ホホバオイル)
ベタつきにくく、香りもやさしい - ソフトタイプのバームやミルク
軽い仕上がりで、重たくなりすぎずまとまりやすい - 無香料または精油ベースの香り
香りに敏感な方でも安心して使える
「癖毛=強いワックスが必要」と思い込まず、髪と自分の感覚に合ったやさしいアイテムを選ぶことが、心地よく整える第一歩です。
ひどい癖毛に悩んでいた私の体験談

ここでは、私自身が「ひどい癖毛」とどのように向き合ってきたのか、実体験をお伝えします。
同じような悩みを抱えている方に、「自分だけじゃない」と思ってもらえるような内容になれば嬉しいです。
HSP気質の方にとっては、髪の悩みは外見だけの問題ではなく、心の穏やかさにも深く関わる大きなテーマ。
だからこそ、優しく向き合ってほしいと思います。
コンプレックスだった癖毛との向き合い方
私は学生時代から強い癖毛に悩み、自分の髪が嫌いでした。
どれだけ頑張っても思い通りにならず、「みんなはサラサラなのに、なんで私だけ…」と鏡を見るたびに落ち込んでいました。
縮毛矯正を何度も繰り返したこともありますが、結局は傷みがひどくなり、扱いにくさが増してしまうばかり。
人と会う前は必死に整えるのが日課で、外見に自信が持てないことが、対人関係にも影を落としていたと思います。
でもあるとき、「髪を無理に変えようとするんじゃなくて、髪にやさしく寄り添ってみよう」と考えるようになりました。
その考え方が、私の髪との付き合い方、そして自分自身への向き合い方も少しずつ変えてくれたのです。
ナチュラルケアに切り替えて変わったこと
強いスタイリング剤や香りのきついシャンプーをやめて、ナチュラルで低刺激なケアに切り替えてから、驚くほど心が楽になりました。
もちろん、癖毛そのものが完全に「なくなった」わけではありません。
けれど、髪の広がりが落ち着いてきたり、朝のスタイリングがうまくいく日が増えたりすることで、「髪が整っている安心感」を得られるようになったのです。
なにより、自分の髪を否定せず「そのままでいい」と思えるようになったことが、一番の変化でした。
- 天然素材のブラシに変えてから、ブラッシングの時間が癒しになった
- やさしい香りのオイルを使って、スタイリングが楽しくなった
- “整えすぎない髪型”に変えたら、肩の力が抜けた気がした
HSP気質の方にとって、「外見に無理をしない」というのは、とても大切な自己防衛のひとつ。
もし今、毎日鏡を見るたびにため息をついている方がいたら、まずは髪に対してやさしくなれる時間を少しだけでも増やしてみてほしいです。
癖毛がある自分も、そのままで愛おしい。そう思えるようになると、日常は少しずつ変わっていきます。
まとめ
ひどい癖毛に悩んでいるなら、まずは髪と心にやさしいケアを選ぶことが大切です。
強い薬剤や無理な矯正ではなく、自然派のシャンプーや低刺激なアイテムを使いながら、日々のスタイリングを整えるだけでも、髪の扱いやすさはぐっと変わってきます。
癖毛の悩みは、見た目だけでなく自己肯定感にも深く関わる繊細なテーマ。
だからこそ、HSPの感性を大切にしながら、「髪にやさしく、自分にやさしく」向き合うことが、心の軽さにもつながります。
焦らず、少しずつ。今できるやさしい一歩から始めてみてください。
投稿者プロフィール

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feeveraのWEBライターなのや。ヘアケアやリラクゼーションを中心に、心地よい暮らしの実現をサポートする情報を発信しているのや。障がい者就労継続支援施設で生活支援員・職業指導員を経験し、自身の人生やHSP気質をきっかけにメンタルヘルスに関心を持ち、メンタル心理カウンセラーの資格を取得したのや。
HSP診断テストのスコアは75(-52~140)で、HSP度は【中】なのや。ちいかわが好きなのや! これまでの経験や知識を活かして、みんながもっと心地よく暮らせるような情報を届けていくのや!
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