最終更新日: 2024年6月11日 by ふぃーちゃん
髪の広がりは、多くの人が日常的に悩んでいる髪のトラブルの一つです。
湿気や乾燥、適切なケアの欠如など、さまざまな要因が重なって髪が広がってしまうことがあります。
広がった髪はまとまりにくく、スタイリングがうまくいかず、その結果、容姿に自信を持つことが難しくなるかもしれません。
そこで、髪の広がりに悩む方々に向けて、この記事では髪が広がる原因や対策方法について詳しく解説していきます。自分の髪質や状態に合った適切なケアを行うことで、広がりにくくまとまりやすい美しい髪を手に入れる手助けになるでしょう。
髪が広がる3つの原因はダメージ、乾燥、くせ毛
1. ダメージによる広がり
髪がダメージを受けると、キューティクルと呼ばれる髪の表面を覆う膜が剥がれたり傷んだりしてしまいます。キューティクルは、髪の内部の水分を保ち、外部からの刺激から守る役割を担っています。しかし、ダメージによってキューティクルが剥がれると、髪の内部の水分が逃げてしまい、髪が乾燥しやすくなります。
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乾燥した髪は、空気中の水分を吸収しやすくなり、これが髪の広がりの原因となります。ダメージを受けた髪は、キューティクルの隙間から水分だけでなく、栄養素も流出しやすくなってしまいます。その結果、髪がパサつき、さらに広がりやすくなってしまうのです。
ダメージを与える主な原因
- カラーリングやパーマ・・・カラーリングやパーマの薬剤は、キューティクルを傷つける可能性があります。特に、頻繁に行うとダメージが蓄積し、広がりやすくなります。
- ドライヤーの熱・・・ドライヤーの高熱は、キューティクルを傷め、髪を乾燥させます。特に、髪が濡れた状態で長時間高温のドライヤーを使用すると、ダメージが大きくなります。
- ヘアアイロンやコテ・・・ヘアアイロンやコテの高熱も、髪を傷め、乾燥させます。特に、設定温度が高すぎたり、同じ場所に何度も当てたりすると、ダメージが大きくなります。
- 紫外線・・・紫外線は、キューティクルを傷め、髪を乾燥させます。特に、夏場は紫外線が強いため、帽子を被ったり、日傘をさしたりして、髪を紫外線から守ることが大切です。
2. 乾燥による広がり
髪が乾燥すると、キューティクルが剥がれやすくなり、髪の内部の水分が逃げてしまいます。また、乾燥した髪は空気中の水分を吸収しやすくなり、これが髪の広がりの原因となります。
乾燥の原因
- シャンプー・・・洗浄力の強いシャンプーを使用すると、頭皮の必要な皮脂まで洗い流してしまい、髪が乾燥しやすくなります。
- トリートメント不足・・・トリートメントは、髪に潤いを与え、キューティクルを保護する役割があります。トリートメントを十分に行わないと、髪が乾燥しやすくなります。
- ドライヤーの熱・・・ドライヤーの高熱は、髪を乾燥させます。特に、髪が濡れた状態で長時間高温のドライヤーを使用すると、乾燥がひどくなります。
- エアコン・・・エアコンの風は、髪から水分を奪い、乾燥させます。特に、冬場の乾燥した空気の中でエアコンを使用すると、髪が乾燥しやすくなります。
静電気による髪の広がりのメカニズム
静電気は髪の広がりを悪化させる要因の一つであり、これは髪の乾燥や摩擦によって発生します。髪が乾燥したり、髪同士や髪と服との摩擦が生じると、髪の毛はプラス電荷またはマイナス電荷を帯びます。同じ電荷を持った髪の毛同士は互いに反発し合うため、髪がバラバラに広がってしまいます。このため、特に乾燥した環境や摩擦が多い状況では、静電気の影響で髪のまとまりが悪くなり、広がりやすくなります。
当ブランドの天然竹ヘアブラシは、静電気対策に有効です。
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3. くせ毛による広がり
くせ毛は、髪の毛が本来持っている弯曲によって起こります。この弯曲が原因で、髪が湿気によってさらに広がりやすくなってしまいます。
くせ毛の種類
- 波状毛・・・髪の毛が波打つように弯曲しているタイプです。最も一般的なくせ毛です。
- 捻転毛・・・髪の毛が束になって捻れているタイプです。
- 縮毛・・・髪の毛が細かく密集して、密集しているタイプです。
くせ毛の原因
遺伝
くせ毛は主に遺伝の影響を受けると言われています。親や祖父母からくせ毛の遺伝子を受け継ぐことで、その形状や質感が決まります。遺伝的要因により、毛根の形が曲がっていたり、髪の内部構造に違いが生じたりするため、くせ毛になることが多いです。これは、直毛と比べて髪の成長の方向が異なるためです。
ホルモンバランス
ホルモンバランスの変化もくせ毛に影響を与えます。特に思春期や妊娠、更年期など、ホルモンの大きな変動がある時期には、髪質が変わりやすくなります。例えば、妊娠中や出産後には、エストロゲンやプロゲステロンのレベルが変動し、髪の毛がよりくせ毛になったり、逆にストレートになったりすることがあります。また、甲状腺の異常なども髪質に影響を及ぼすことがあります。
紫外線
紫外線は髪の健康にとって大きな敵です。紫外線により、髪の表面にあるキューティクルが損傷しやすくなります。キューティクルは髪の内側を保護する役割を果たしていますが、これが破壊されると、髪の内部が乾燥してしまいます。その結果、髪の弾力性が失われ、くせ毛が悪化することがあります。特に夏場や屋外での活動が多い場合は、紫外線対策をしっかりと行うことが重要です。
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髪が広がる対策
髪が広がってしまうと、まとまらずに時間や見た目が気になってしまいますよね。そこで今回は、髪の広がりを抑えるためのヘアケア方法を、5つのポイントに絞って詳しく解説します。
1. ダメージを補修し、髪内部に潤いを
髪の広がりは、乾燥やダメージによってキューティクルが開き、髪内部の水分が逃げてしまうことが原因の一つです。キューティクルが開くと、髪は外部からのダメージを受けやすくなり、さらに乾燥が進む悪循環に陥ります。この状態を改善するためには、まず髪のダメージを補修し、内部に潤いを閉じ込めることが重要です。
そのためには、ダメージケアに特化したシャンプーとトリートメントを選ぶことが大切です。シャンプーは、髪と頭皮を優しく洗浄しながら、ダメージ補修成分を配合したものを使用することで、髪の修復をサポートします。例えば、ケラチンやアミノ酸が含まれているシャンプーは、髪のタンパク質を補充し、強化する効果があります。
トリートメントは、シャンプー後に髪に潤いと栄養を与える役割を果たします。特に、ヒアルロン酸やセラミド、シアバターなどの保湿成分が含まれているトリートメントは、髪内部にしっかりと水分を閉じ込め、キューティクルを滑らかに整える効果があります。これにより、髪の表面が滑らかになり、外部の湿気や乾燥から髪を守ることができます。
シャンプー
- ダメージ補修効果のあるシャンプー・・・キューティクルのダメージを修復し、髪の内部の水分を逃さず、広がりを抑えます。
- アミノ酸系洗浄成分・・・頭皮や髪に優しく、必要な潤いを残しながら洗い上げる洗浄成分です。
- ノンシリコンシャンプー・・・シリコンが髪に蓄積し、頭皮の詰まりや髪のダメージの原因となるのを防ぎます。
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トリートメント
- 髪質に合ったトリートメント・・・髪質に合ったトリートメントを選ぶことで、髪に必要な栄養と水分を補給することができます。
- ダメージヘア用トリートメント・・・ダメージを受けた髪を集中補修し、潤いを与えます。
- 保湿効果の高いトリートメント・・・髪内部にしっかりと潤いを閉じ込め、広がりを抑えます。
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2. アウトバストリートメントで髪表面をコーティング
ドライヤーやヘアアイロンなどの熱ダメージから髪を守るために、アウトバストリートメントを使用しましょう。アウトバストリートメントは、髪の表面をコーティングすることで、水分を逃さず、広がりを抑えます。
アウトバストリートメントとは、お風呂上がりの濡れた髪に使う洗い流さないトリートメントのことです。ドライヤーの前などにつけて使い、髪を保護したり、ダメージを補修したり、スタイリングを助けたりする効果があります。
アウトバストリートメントの種類
- ヘアオイル・・・髪にツヤを与え、広がりを抑えます。
- ヘアミルク・・・髪を柔らかくし、扱いやすくします。
- ヘアクリーム・・・髪をしっかりと保湿し、ダメージから守ります。
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3. 髪質に合ったスタイリング剤でまとめる
スタイリング剤も、髪の広がりを抑えるのに効果的なアイテムです。自分の髪質に合ったスタイリング剤を選ぶことは非常に重要です。例えば、細くて柔らかい髪には軽いテクスチャーのスタイリング剤を、太くて硬い髪には重めのクリームやワックスを使用すると効果的です。また、くせ毛や広がりやすい髪には、保湿成分が豊富なスタイリング剤を使うことで、髪に潤いを与え、広がりを防ぎます。
さらに、スタイリング剤を使用する際は、適量を手のひらにとり、手のひらで温めてから髪に塗布することで、均一に広げることができます。髪の根元から毛先にかけて丁寧に塗布することで、髪全体をしっかりとまとめることができます。
スタイリング剤を使用した後にヘアアイロンやブローを行うと、より一層まとまりのある仕上がりになります。
スタイリング剤の種類
- ワックス・・・髪に束感を与え、広がりを抑えます。
- ムース・・・髪全体にハリを与え、ふんわりと仕上げます。
- ヘアミルク・・・髪を柔らかくし、扱いやすくします。
4. ドライヤー
髪の広がりを抑えるためには、ドライヤーの使い方にも工夫が必要です。適切なドライヤーテクニックを実践することで、髪のまとまりを良くし、広がりを防ぐことができます。以下に詳しいテクニックを解説します。
熱ダメージを抑える優しい乾燥
ドライヤーの熱は髪を傷め、キューティクルを開いてしまうため、髪の広がりを悪化させてしまいます。そこで、髪に優しい温度で乾燥し、熱ダメージを抑えることが大切です。
ポイント
- 温風と冷風を交互に使う・・・温風で髪をある程度乾かしたら、冷風でキューティクルを引き締めて、熱ダメージを軽減します。
- 適温で乾かす・・・髪質やダメージ具合に合わせて、適切な温度で乾かしましょう。目安としては、頭皮が少し熱いと感じるくらいの温度です。
- 髪から離して乾かす・・・ドライヤーを髪から15～20cmほど離して乾かすことで、局所的な熱ダメージを防ぎます。
根元からしっかり乾かしてボリュームダウン
髪は根元から乾かすことで、ボリュームを抑え、広がりを抑えることができます。また、根元がしっかりと乾いていないと、髪がペタンコになったり、頭皮が臭ったりする原因にもなります。
ポイント
- 根元を指で持ち上げながら乾かす・・・根元を指で持ち上げながら乾かすことで、髪が立ち上がり、ボリュームダウンしやすくなります。
- 分け目を変えながら乾かす・・・同じ分け目で乾かすと、髪が寝てしまうので、分け目を変えながら乾かしましょう。
- ドライヤーを動かしながら乾かす・・・同じ場所に長時間ドライヤーを当てないように、ドライヤーを動かしながら乾かしましょう。
冷風で仕上げてキューティクルを閉める
ドライヤーの最後に冷風を当てることで、キューティクルを引き締め、髪の表面を滑らかにすることができます。これにより、髪の広がりを抑え、ツヤを与えることができます。
ポイント
- 髪全体に冷風を当てる・・・髪全体に冷風を当てて、キューティクルをしっかりと引き締めます。
- 髪を下から上に向かって乾かす・・・髪を下から上に向かって乾かすことで、髪の流れを整え、まとまりやすくすることができます。
- ドライヤーの風速を弱める・・・仕上げは弱風でゆっくりと乾かすことで、髪にダメージを与えずにキューティクルを引き締めることができます。
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5. ヘアアイロン
髪が広がってしまうと、まとまらずに時間や見た目が気になってしまいますよね。そこで今回は、髪の広がりを抑えるためのヘアアイロンテクニックを詳しく解説します。
適切な温度設定で髪をいたわる
ヘアアイロンの温度設定は、髪質やダメージ具合によって調整する必要があります。高すぎる温度設定は髪を傷め、広がりを悪化させてしまうので、適切な温度で使用するようにしましょう。
目安温度
- 細毛・柔らかい髪・・・120～150℃
- 普通毛・・・150～170℃
- 太毛・硬い髪・・・170～180℃
- ダメージヘア・・・120～150℃
ポイント
- 髪質やダメージ具合に合わせて温度を調整する
- 最初は低めの温度から試し、必要に応じて上げる
- 同じ場所に何度も当てない
- 髪を引っ張りすぎない
前処理で髪を守る
ヘアアイロンを使用する前に、髪に熱保護スプレーなどの前処理剤を塗布することで、髪を熱ダメージから守ることができます。
前処理剤の種類
- 熱保護スプレー・・・髪全体にスプレーして、熱ダメージから守ります。
- ヘアオイル・・・髪に馴染ませて、熱ダメージから守り、ツヤを与えることができます。
- 洗い流さないトリートメント・・・髪内部に潤いを閉じ込め、熱ダメージから守ります。
ポイント
- 髪質に合った前処理剤を選ぶ
- 髪全体にしっかりと塗布する
- 乾いてからヘアアイロンを使用する
ブロッキングと正しいアイロンテクニック
髪をブロッキングしてアイロンを使用することで、髪全体にムラなく熱を当てることができ、広がりを抑えることができます。
ブロッキングの方法
ヘアアイロンを使う際の効果的なブロッキングの方法としては、まず髪全体を上・中・下の段に分けることが重要です。それぞれの段に分けた後、さらに前髪、サイド、後ろの部分に細かく分けていきます。このように髪を細かくブロッキングすることで、均一に熱を当てることができ、ムラなく美しい仕上がりが得られます。
特に前髪は顔周りを明るく見せるために丁寧に、サイドや後ろの髪は全体のバランスを考えてブロッキングします。最後に、各ブロックをさらに細かい束に分けてからアイロンをかけることで、一度に大量の髪を処理せずに済み、ダメージを最小限に抑えつつ、しっかりとスタイリングすることが可能です。
この手順を丁寧に行うことで、プロフェッショナルな仕上がりを実現することができます。
アイロンテクニック
- 根元から毛先に向かって滑らせる
- 同じ場所に何度も当てない
- ゆっくりと動かす
- テンションをかけすぎない
まとめ
髪の広がりは、適切なヘアケアやスタイリング方法を見直すことで大幅に改善することができます。まずは、自分の髪質や状態をよく理解し、それに合ったシャンプーやトリートメント、スタイリング剤を選ぶことが重要です。ダメージを補修し、髪内部に潤いを閉じ込めるケアを継続的に行うことで、髪の質感が変わり、広がりが抑えられます。また、ドライヤーの正しい使い方やブロッキングのテクニックを身につけることで、髪がまとまりやすくなり、スタイリングの仕上がりも格段に向上します。
ホルモンバランスや遺伝、環境要因など、髪の広がりの原因は多岐にわたりますが、適切な対策を講じることでその影響を最小限に抑えることができます。例えば、紫外線対策をしっかり行うことで、髪のダメージを防ぎ、健康な髪を保つことができます。また、定期的なトリートメントやヘアマスクを取り入れることで、髪に必要な栄養を補給し、内部から美しい髪を育てることができます。
自分に合った方法を見つけて日常的に実践することで、髪の広がりを効果的に改善し、理想の美髪を手に入れることができます。毎日のケアを丁寧に行うことで、髪の質が徐々に改善され、自然なツヤとまとまりのある美しい髪を保つことができるでしょう。美髪を目指し、日々のケアを楽しみながら続けていきましょう。
投稿者プロフィール
- 閲覧ありがとうございます。
2019年から天然竹ヘアブラシに情熱を注ぎ、これまで販売を続けてきました。
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