最終更新日:2026.06.23
梅雨の朝、鏡を見るたびに髪がまとまらない。
昨夜しっかりケアしたはずなのに、起きたら広がっていた。雨が降り始めると、スタイリングが崩れていく。「何を使ってもダメだ」と感じているなら、使っている商品が湿気に対応していない可能性が高い。
原因は湿気だ。空気中の水分を髪が吸ってキューティクルが開き、うねりや広がりが出る。どれだけ丁寧にブローしても、湿気対策ができていない状態では効果が続かない。
この記事では、梅雨に使える湿気に負けない髪のためのヘアケア商品を、ヘアオイル・ヘアスプレー・トリートメント・シャンプーの4カテゴリーに分けて紹介する。ヘアケアで何を選べばいいか迷っているなら、参考にしてほしい。
梅雨の湿気が髪に与える影響

梅雨特有のベタつく空気が、髪に4つの変化をもたらす。
1. キューティクルが開いて広がる
湿気を吸収すると、髪の表面にある鱗片状のキューティクルが開き、内部に水分が入り込む。これが髪の膨張と広がりの直接の原因だ。
キューティクルは乾燥時は閉じた状態を保ち、髪の形を整える役割を持っている。しかし湿気が多い環境では、髪が外部の水分を吸収してキューティクルが浮き上がり、表面がざらついてまとまりにくくなる。細毛や、カラー・ブリーチでダメージを受けた髪はキューティクルが薄く、湿気を吸いやすい状態にある。
2. うねり・クセが出やすくなる
もともとクセのある人はうねりが強調され、ストレートヘアの人でもうねりが目立ちやすくなる。湿気が髪内部の水分バランスを乱すためだ。
髪の内部は繊維状の組織でできており、水分を吸うと均一には膨らまない。クセ毛の場合は内部構造が非対称なため、湿気を吸うとうねりが増幅する。ストレートでも、部分的に乾燥が強い箇所があると、そこだけ膨らんで波打つことがある。
3. スタイリングが崩れやすくなる
パーマやカールは湿気に弱い。せっかくセットしても、高湿度の環境では形が崩れやすくなる。
スタイリング剤は髪の表面に膜を作ることで形状を保つが、湿気が高いと膜が弱まり、内部からキューティクルが開こうとする力に負けてしまう。外出してすぐ崩れるのはそのためだ。耐湿性のあるスプレーで仕上げを固定するか、湿気が入りにくいオイルでコーティングしてからスタイリングするとキープしやすくなる。
お風呂後のヘアケア、梅雨の基本

梅雨時期は、お風呂後のケアの質が翌朝の仕上がりを決める。
1. タオルドライと乾かし方
タオルは強くこすらず、押さえるように水分を取る。摩擦がキューティクルを傷つける直接の原因になるため、ごしごし拭く動作は避けたほうがいい。マイクロファイバータオルを使うと吸水力が高く、押し当てるだけで短時間で水分が取れる。
タオルドライ後は長くても5分以内にドライヤーに移る。濡れたまま放置すると雑菌が増えて頭皮のニオイが出やすくなる。梅雨時期は室内湿度も高いため、半乾きの時間を短くするだけで翌朝の仕上がりが変わる。
タオルドライ後は、放置せずにすぐドライヤーで乾かす。半乾きのまま放置すると雑菌が増え、頭皮のニオイの原因になる。
2. アウトバストリートメントを使う
タオルドライ後の濡れた髪に、ヘアオイルまたはヘアミルクを適量なじませる。キューティクルをコーティングして、翌朝の湿気の影響を受けにくくする。
3. ドライヤーの使い方
タオルドライ後は放置せず、すぐ乾かす。半乾きのまま放置すると雑菌が増え、頭皮のニオイの原因になる。
乾かす順番は根元から毛先へ。温風でほぼ乾かしたら、仕上げに冷風を当ててキューティクルを閉じる。ドライヤーを一箇所に当て続けず、動かしながら使うとツヤが出やすく、熱ダメージも減る。梅雨時期は湿度が高い分、根元が特に乾きにくい。根元を中心に風を当てる意識で仕上げると、ぺたつきが残らない。
梅雨向けヘアケア商品の選び方

梅雨時期は、普段使っているものが突然合わなくなることがある。選ぶ軸を4つ押さえておくと、商品選びで迷う時間が減る。
- フォルムアルデヒドフリー・アルコールフリー これらが入っていると、湿気の多い時期に刺激が重なりやすい。頭皮トラブルが出やすい人は成分表を先に確認する。
- シリコン入りでコーティング力のあるもの 梅雨時期のまとまらない髪には、キューティクルを外側から被膜するシリコン成分が有効だ。洗い流さないタイプのオイルやクリームで選ぶなら、成分表の上位にジメチコン・シクロメチコンが入っているものを基準にする。
- 保湿・補修成分(ケラチン・シアバター・アルガンオイル) 湿気で髪が膨らむ原因のひとつは、内部が乾燥してキューティクルが開いた状態にあることだ。補修成分が入っているものを選ぶと、外からのコーティングだけでなく内側からも水分バランスが整いやすい。
- プチプラ〜中価格帯 梅雨時期は使用量が増えるため、コストパフォーマンスの高いものを選んだほうが続きやすい。1,500〜3,000円前後で成分が揃っているものは十分にある。
ヘアオイル
ヘアオイルは、髪の表面をコーティングして湿気の侵入を防ぐ。タオルドライ後の濡れた髪に使うのが基本だ。
1. モルトベーネ ロレッタ ベースケアオイル ヘアトリートメント 120ml
ベタつかずさらさら仕上がる軽めのオイル。ブルガリア産ダマスクローズオイル配合で、湿気による広がりとパサつきを抑える。ローズの香りが持続する。
細毛・猫っ毛で「オイルを使うとペタンとなる」という人に向いている。軽いテクスチャーのため、ヘアオイル初心者が最初の1本として選びやすい。ショートからロングまで髪質を選ばずに使える。
2. ミルボン ディーセス エルジューダMO
オリーブスクワランで髪の内部を柔軟にし、硬くてまとまりにくい髪に対応。湿気によるうねりと広がりを抑えながら、しなやかな質感に仕上げる。バオバブ種子油・アルガンオイルが髪をコーティングする。
硬くて広がりやすい髪、または梅雨になると特にうねりが出る人に向いている。美容師からの支持が高く、サロン系ブランドを探している人の定番として知られている。
3. L’Oreal Paris ヘアオイル エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル エアリーシルク
6種のフラワーオイル配合で、湿度80%の環境でも指どおりが滑らかに保てる。軽い使用感でべたつかず、スクワランが髪の水分バランスを整えてうねりを抑える。紫外線・熱・ブラッシングのダメージからも保護する。
コスパを重視しながら毎日しっかりケアしたい人に向いている。ドラッグストアで手に入る価格帯の中では成分が充実していて、プチプラ枠のトップ候補として挙がることが多い。
ヘアスプレー
スタイリング後の仕上げに使い、湿気による崩れを防ぐ。固まりすぎないタイプと強キープタイプを用途で使い分ける。
1. MACHERIE(マシェリ) ヘアフレグランス
湿気と乾燥から髪を守りながらスタイルをキープするスプレー。ヒートプロテクト成分配合で、ドライヤーやアイロンの熱からも保護する。ローズとベルガモットの香り。
スタイリングの仕上げに香り付けも兼ねたい人に向いている。ただし香りが強めなので、香りに敏感な人や職場で使う場合は注意が必要。
2. ケープ 3D エクストラキープ 微香性
マイクロミスト技術で髪全体に均一にスプレーでき、立体感・動き・ボリューム感を長時間維持する。耐湿性処方で湿度が高い日でもスタイルが崩れにくい。らくらくテコ式ボタン採用。
無香料・コスパ重視・強キープが必要な人に向いている。オフィスや屋外でのスタイルキープに使いやすく、梅雨から花粉シーズンを通して1本あると重宝する。
3. napla N. ニュアンスヘアスプレー3
巻き髪を散らした後にさっとスプレーするだけで、空気感のあるスタイルが決まる。固まらないタイプで、何度でもスタイリングの調整ができる。植物エキス配合で湿気に対する耐久性を持たせている。
ゆるいウェーブやナチュラルな動きを出したい人、「ガチガチに固まるのが嫌い」という人に向いている。スタイリングを何度もやり直したい人にも使いやすい。
トリートメント
週1〜2回のスペシャルケアとして使う。キューティクルを補修し、湿気が入り込みにくい状態に整える。
1. moremo ヘアトリートメント ミラクル2X
1分で使えるインバストリートメント。カラーやアイロンでダメージを受けた髪のキューティクルを補修し、しなやかで輝く髪に整える。保湿成分豊富で、パサつきや広がりを集中ケアする。
カラー・ブリーチを繰り返している人、ドライヤー・アイロンの頻度が高い人に向いている。1分で洗い流せるため、お風呂で長時間待つのが面倒という人にも使いやすい。
2. TSUBAKI(ツバキ) プレミアムリペアマスク
洗い流す必要のないマスクタイプ。濃密な美容成分と浸透テクノロジーで、傷んだ毛先まで艶で満たす。使用直後から高い補修効果を発揮し、湿気に対してもスタイルをまとまりやすくする。椿蜜果の香り。
毛先のダメージが気になる人、梅雨前の集中ケアとして使いたい人に向いている。週1〜2回の使用で継続しやすく、ブランドに馴染みがある人も試しやすい。
3. パンテーン ミラクルズ リッチモイスチャー
高級美容液「リポショット」(補修美容液+保護美容液)配合のトリートメント。深刻なパサつきやうねりを改善し、なめらかな質感に導く。ノンパラベン・合成着色料フリー。
パサつき・うねりが慢性的に気になる人、大容量で毎日使いたい人に向いている。コスパが高く、家族で共用するにも向いている。
シャンプー
毎日使うシャンプーは、土台となる。保湿と洗浄のバランスが梅雨ケアの鍵になる。
1. &honey アンドハニー ディープモイスト シャンプー
ハチミツ美容成分を高配合したシャンプー。90%以上が保湿・保護成分で構成され、100%モロッカンオーガニックオイル配合。シア由来の洗浄成分がやさしく洗い上げ、うるおいのある仕上がりを実現する。
乾燥しやすい・髪がパサつきやすい人に向いている。保湿力が高いため、梅雨時期に「広がりが気になる」タイプの悩みにフィットしやすい。
2. ジョンマスターオーガニック L&Rシャンプー N
オーガニック成分で頭皮環境を整えるベーシックシャンプー。コンフリー葉エキスとセイヨウノコギリソウエキスが頭皮をケアし、ルリジサ種子油・ヒマワリ種子油が髪を保湿してサラサラな質感に整える。ラベンダー×ローズマリーのハーバルな香り。
頭皮の状態を重視したい人、オーガニック成分を選びたい人に向いている。香りが強すぎず、敏感肌でも使いやすいと評価されることが多い。
3. AROMAKIFI アロマキフィ オーガニックシャンプー モイストシャイン
国産オーガニックシャンプー。植物由来の補修・保湿成分が髪に密着し、サロン帰りのような仕上がりに整える。天然精油由来の柑橘系の香りで、シャワー後もさっぱりとした気分が続く。
国産オーガニックにこだわりたい人、柑橘系の香りが好きな人に向いている。洗い上がりがさっぱりしているため、梅雨時期の頭皮のベタつきが気になる人にも向いている。
まとめ
梅雨になると毎朝、鏡の前で時間を取られる。スタイリングが崩れる、広がる、うねる。その積み重ねがじわじわ削っていく。
原因は手抜きでも体質でもない。湿気に対応していない商品を使い続けているからだ。キューティクルが開いた状態で外に出れば、どれだけ丁寧にブローしても崩れる。それは仕組みの問題だ。
対処の入口は1アイテムでいい。
- まず試すならアウトバスオイル。タオルドライ後に使うだけで、翌朝の仕上がりが変わる。
- スタイリングが崩れることが一番の悩みなら、耐湿性のあるスプレーを仕上げに加える。
- 週1回だけ変えたいなら、集中補修トリートメントから始める。
全部を一度に変える必要はない。自分が一番気になっている悩みに近いカテゴリから1本選んで、梅雨が終わるころに「今年はマシだった」と思えれば十分だ。

家庭や人間関係の中で安心できず、生きづらさを抱えてきました。その経験から、心を守り整えることに目を向け、現在は feevera(フィーヴェラ)として、繊細さを否定しないセルフケアや、心が落ち着く生き方のヒントを届けています。










